Ｔ・Ｙ邸新築工事
| 施工年 | 平成２２年６月 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県横浜市 |
| 設計 | 雄創作・一級建築士事務所(弊社) |
| 構造 | 在来工法 ２階建 |
隣家に御両親がお住まいになっていて、別棟ではありますが2世帯住宅の要素を持った住宅となっています。前面道路が坂になっている為、坂上と坂下から見た建物の表情が違って見えます。グレーを主体とした無機質な外観と白と木質を主体とした内装のアンバランスさが個性的です。
■建物(前面道路坂下)外観１
坂下から見ると箱型の建物に見えます。全て無機質な色あいの中で玄関庇の張り出しと玄関扉のガラスのブルーがポイントになっています。
■建物(前面道路坂上)外観２
坂上から見ると坂下から見た箱型の建物ではない、片流れのスッキリとした建物が見えます。境界の問題で外壁の一部を斜めにしましたが、これが内部階段室をおもしろい空間となりました。
■建物(玄関正面)外観３
外壁材は、金属サイディングとし、横貼りを基本としていますが、玄関扉脇一部のみ(同材、同色)縦貼りとする事により、違った材料を貼っているように感じます。
■１階リビング・ダイニング１
法規制等により、建物高さが取れなかった為、天井に構造梁が出てしまいましたが、逆に真白な天井にアクセントとなって凸凹感を出しています。
■１階リビング・ダイニング２
階段下のスペースを書斎スペースとしました。カンタートップと手前の化粧柱は、辛子色の染色塗装とし、真白な空間のポイントとなり、下り壁は、階段の段々を利用し立体感を出しています。
■１階キッチン
システムキッチンは、同じメーカーですが、下と上を扉のシリーズ及色番を変えてみました。こんな事も出来るという参考にしてみてください。
■２階主寝室
屋根勾配を利用した空間となっています。天井高の高い部分には、一年に数回(布団や毛布)出し入れする物や、ほとんど出し入れしない物(写真や思い出の品等捨てられない物)などが収納出来る押入れの役割をもっています。
■２階子供室
主寝室同様、収納スペースを設け、吹き抜けとする事により狭い部屋が帖数ではなく立体的に広く感じるようにしています。(5.1帖＋ロフト1.5帖)
■２階廊下及階段室
1階リビング・ダイニング同様、天井高さを確保する為、構造用梁を真白な天井に露出する事によりアクセントとなっています。
■階段室
外観にて、斜めの壁がここではおもしろい角度を出しています。夜、照明に照らされたこの階段室は、幻想的な空間となっています。